投稿記事 いじめ問題。大切なお子様のために
〇お子様の異変に気づけるのはご家族だけだと思って下さい。
いま全国的に親御様からお子様が受けるのいじめへの対策・解決への相談や、登下校の様子などを報告する見守り調査の依頼がいじめ問題を取り扱う探偵社に急増していっているそうです。しかしこうして表面化する「いじめ」は全体からしてまだまだ氷山のほんの一角なのでしょう。
なぜなら私が考える『いじめ』とは基本的に学校の担任や大人の目の届かないところで行われることであり、いじめを受ける本人が外部にSOSを発信することは様々な理由が障壁となり非常に困難なものであると考えるからです。もしその障壁が本人の性格的なものだとすると、そのほんの一部だけでも例にあげれば「些細なことでも家族に迷惑が掛かるのではと考えてしまう優しい子」や「一見快活な様でも自分の気持ちを上手く表現できない子」「周囲が思っているよりも遥かにプライドが高い子」これだけでなかなか自分からは切り出せないでしょう。更に人間はそう単純ではありません。特に多感な年ごろであればこれ以外にも様々な要因がストッパーとして働くと考えられます。
幼くしてたった一人でいじめという問題を抱えることは長期的に非常に強いストレスに晒されます、加えていじめがよりエスカレートしていけば、やがてお子様の人格形成にも甚大な影響を及ぼすでしょう。精神的だけでも非常に深刻ですが、中学高校生ともなれば暴力や凶器による肉体的な危険性も高まります。
ではどうすれば良いか、「学校から帰宅して部屋に引き篭もるようになった」「急に不自然なほど成績が落ちた」「与えているお金以上にゲームや物が増えている」といった違和感とも言える予兆を誰よりもいち早く察知し、対抗策を打てるのは外ならぬご家族なのです。
幼い我が子のいじめ問題に直面した時、みな最初に思うのが学校との話し合いであると思います。ですが決して学校サイド、クラス担任のみに頼り切らないで下さい。もちろん学校の先生は多くの子供を見守る大変な職業であり、かく言う私にも尊敬できる恩師と言える存在はいます。
しかし実際に想像してみて下さい。一般的な教員の資格というのはそこまで特殊な訓練や高度な人格テストを経て取得するものではありません。むしろ非常に簡単に取得できるものもあります。そして新卒の若者がその後、ずっと限定された空間で正しかろうが間違ってようが周囲から「先生、先生」と呼ばれ過ごす訳です。つまり昨今ニュースなどでもその不祥事が取り上げられることもあるように「絶対に優れた人格者である保障などどこにもない」のです。※勤勉さと高い志しをもつ優秀な先生も沢山いらっしゃいます。ですがその多くがあくまで元々の資質に依る部分があるということですので誤解なきよう。
そして過去の日本では現代よりももっとご近所との付き合いは親密に行われていました。これは都市部の方が違いが顕著ではありますが田舎でさえも昔はもっともっとそうだったのです。近所で遊ぶ子供が何かおかしなことをしているのを目にしたらすぐに周囲の大人が親の耳に伝えるなど、たくさんの目で行動を見守られながら大きな事故に繋がる前に危険の芽は摘み取られていたのです。悲しいことですが今はそれが少しずつ薄まりつつあるように感じます。
それはいじめや悪さばかりするような子にとっても大変不幸なことです。
そういった世の中で我々は親御様の気持ちを背負ってプロフェッショナルとして、ただそれだけでなく愛情ある一般的な大人としての目線でお子様の動きを見守りたいと思っています。
僅かでも貴方の大事なお子様に良からぬ異変を感じたら是非お気軽にご相談下さいませ。
こちらの記事も読まれています。
前後の記事
- 前の記事
- 離婚への不安_DV/母子家庭 各支援機関について
- 次の記事
- 借金調査について