浮気・不倫調査後の選択 再構築
浮気の証拠を掴んだら貴方それをどうしますか。
離婚したい場合は相手の有責を認めさせ円滑に離婚を完了。離婚問題に強い弁護士をつけ浮気の証拠を以っていかに高い慰謝料を取れるか、子供の親権・養育費を確保できるかなどが目標となります。
離婚したくない場合
①離婚を切り出された際、防御策として証拠を確保したい
「都合よく離婚して浮気相手とくっつくなんて許せない。」浮気の証拠があれば相手の有責となり有責からの離婚は認めらない。
②浮気相手と縁を切るよう法的に制限する
口約束では到底信用できない。対象や浮気相手、またはその双方から念書を取ることができ、それを破れば強制執行。
③慰謝料を請求し正当な手段で相手を懲らしめたい
離婚する場合に比べて金額は少なくなるが離婚しない場合でも慰謝料の請求は可能。
もちろん将来貴方が離婚に踏み切る際にも確実な強みとなります。
●再構築に向けて
ちなみに再構築を目指すにしても浮気相手への慰謝料の請求はとても効果的です。
「許した方が良いのかな」「ことを荒立てたくないな」と掛けたつもりの手心が裏目に出ることも多々あり、無闇な許し方が「案外こういうことをしても何とかなるもんだな」と逆効果の刷り込みとなって過ちを繰り返させれば誰の為にもなりません。
人は多少の痛みや衝撃が伴わなければ身に染みて理解出来ないこともあるのです。
更に浮気相手も懲らしめるだけでなく、貴方のパートナーも自身の軽はずみな行動によって他人(浮気相手)にも大きな罰を負わせるものだと実感すればよほど悪質でない限りは浮気を控えようという気持ちも大なり小なり芽生えると思います。
念書を公正証書としたり慰謝料を請求したりする時はしっかり準備をしてできれば弁護士を交えた方が良いでしょう。そうすることで法的効力や相手へのプレッシャーも強まり、念書の反故や支払いの滞りリスクを軽減できます。
慰謝料請求を行って膿を出し切った後は、夫婦のやり直しをする必要があります。
なかなかすぐに許す気持ちにはなれないと思いますが、ここで頑張らないとそもそもが無理という話になります。ここで頑張るからこそ価値があるのです。
貴方が奥様の場合でしたら、食事の際に夫の好きな献立を多めにする。
朝から機嫌よく笑顔で対応し、帰宅が遅くなっても「おつかれさま」と笑顔で言う。
オシャレをして外出に誘ったり、子どもから行楽をねだってもらう。
ちょっとしたことにも感謝の気持ちを伝える。
貴方が旦那様の場合でしたら、食事の際に意識して褒め、特に週末は食器洗いか洗濯物の取り込みを手伝う。時には妻の好きなスィーツを買って食後に一緒に楽しむ。
むやみにベタベタしたりせず、話している時はきちんと向き合って聞く。
そして再構築を望む場合、当然浮気を蒸し返すことはご法度です。蒸し返しが多くなれば結局「信頼されていない、これじゃあいっそ別れた方が建設的だ」と開き直ってしまう可能性があるのです。だからこそあなた自身が「本当に反省してるのかしら」と後々まで攻撃的にならない為にも無闇な許し方でなく的確な対応が必要だったわけです。
悪いことをちゃんと自覚できた人は「悪いことをしたな」と理解しています。
過去の過ちに対しては何も言わず優しくされた方が「こんないいパートナーに辛い思いをさせた。」と深く反省してくれます。
壊れた夫婦の信頼関係を取り戻すことは難しく、すぐに満足いく結果は出ないかも知れませんが「1日1ミリでも前に進めれば」の精神で進むようにされると良いと思います。
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